おかねのこと

“お金8割、愛2割”の本当の意味が分かった

8年位前のことだったと思う。

私が第二子出産後、準社員からアルバイトに立ち位置を下げて職場に復帰した頃のこと。

最寄り駅に原付きをとめて仕事に行こうとしていたら、旧友Jちゃんとばったり出会った。

少し時間があったので、家庭の話をしていたら、

「結婚はお金が8割で愛が2割だよ〜」ってJちゃんに言われた。

私は表情には出さなかったけど、そのコトバに少しショックを受けた。

だって、私の考えとまるっきり正反対だったんだもん。

私は出来ちゃった結婚をしたんだけど、結婚をした途端に一気に貧乏になった。

だって旦那の当時の手取り月収は15万円もなかったんだもん。

私も働いていたとは言え、時給1000円程度の準社員。

二人合わせても月の手取りが27万円程度。

これで引っ越しやら出産準備やらをやってきたんだから、そりゃもう大変だった。

産休に入ってからは旦那の1馬力+私の産休・育休手当でますます手取り収入は減った。

極めつけは、子供を認認可外保育園に入れて私が職場復帰したときだ。

認可外保育園の保育料が約9万円。

私の手取りは12万円ちょっとで、保育料を支払うと手元に残るのは3万円くらいのものだった。

これに旦那の15万円に満たない収入を合わせて18万円ほどで毎月やっていたのだから、本当に過酷だった。

こんな極貧状態でも離婚どころか喧嘩も一切せず、苦しい生活を乗り越えられたのは愛のおかげだと私は信じていた。

だからこそ、友人Jちゃんの“結婚は愛よりお金”という考え方に、すごく驚いたし、今でも忘れられない。

それからも私は誰になんと言われようが “お金より愛” 派だったのだが、最近になって友達の言わんとしていたことがなんとなく分かってきたような気がする。

“相手を愛しているからこそ、お金を重視する”

そういうことだったんじゃないかな、って。

お金があれば、職場の対人関係に悩む相手に「仕事やめたら?」って声かけることが出来るけど、お金がなければ「辛いだろうけど辛抱して」としか言いようがないもの。

愛しているからこそ、必死に稼いで相手を楽させてあげる。

そういう気持ちが大事だってことなのかな、って私は勝手に解釈してみた。

そして今、私の最終目標は “私が旦那を幸せにする” だ。

「会社で辛いことがあれば、いつでもやめちゃって大丈夫だからね」って家族を養うことへのプレッシャーを弱めてあげたり、「やりたい趣味が見つかったなら、いっそ仕事やめて専念したら?」って自由を与えてあげたり。

今まで私のために、家族のために歯を食いしばって一生懸命働いてきてくれたことへの恩返しをしたい。

それに、夫婦揃って本当に幸せな人生だね〜って言い合える満たされた未来が欲しい!

だから、今の私は “お金8割、愛2割” 思考で頑張っていくつもりです。

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